酔っ払いのぼやき
研究所に顔出すと、やっぱり自分下手だなぁって思う。
ん?って思うこともあるけど、そんなの置いておいてみんな良いなぁって思う。
研究所通して私が得たものって無知の知くらいで、こうやれば良いっていう魔法みたいなものなんて無いんだってこと。
こうだとかああだとか何だとか。何やれば出来て、そもそも「出来る」ってなんだ。そこに居る。でも気持ちだけじゃ居られない。声なのかって、声は身体だし、悶々とする。
いっぱい理論はあって、理屈が通ったって、出来なくて、やっぱり「出来る」ってなんだってなる。
わーかんない。
わかんないから、ぐるぐるして、うろうろして、なんでも見て、なんでも聞こう。やってみよう。
数日で、いや1日と言わず、一瞬で何かが見えて全てが変わる…
そんなこともあるって、それだけは知ってるから、その知らない世界を見るために、わからない世界をウロウロする。
舞台立つのは怖い。
人と一緒にいるのも怖い。
ひとりも怖い。
自分の中に何もないって知るのが怖い。
空っぽにするの怖い。
何かが入ってくる器を作りたいなぁ。
狂言みたいに、何かが形に降りてくることってあるんだよね。
形じゃなくて型ってあるんだよね。
地唄もダンスも形じゃないって。でも型がある上でその中に動くものがあるんだよなって。
芝居がしたい。
その場がある。生きよう。